【新唐人2013年3月31日付ニュース】3月27日、台湾中部でマグニチュード6.1の地震が発生しました。台湾全土で強い揺れを感じたほか、中国の香港や福建、広東、上海、浙江などでも揺れを感じたそうです。メディアの報道によると、福建省ではある高層ビルの住人たちが揺れを感じた後、ビルが傾いたと判断し、緊急避難したそうです。
画面から見ると、ビルの上部が確かに傾斜しているのがわかります。当日、福建省地質検査測定研究院の専門家が測定を行い、20mm以内の傾斜は正常で合理的な範囲だと発言しました。しかし、住民の不安はぬぐい切れません。
ネットユーザーが疑問を投げかけます。“台湾の地震で福建のビルが傾くとは。こんな品質のビルに、この専門家なら住む勇気があるのだろうか?”
同じ日、四川省成都市では、解体中のビルが自ら崩落する事故がありました。解体業者は建物の鉄筋の数が少なすぎたのが原因だと示しています。
また、午後5時50分、成都市内の別の場所でも解体作業中のビルが突然傾き、その後道路の上に崩れ落ち、辺り一帯が土埃に見舞われました。
解体業者によると、こちらも鉄筋の含有量が少なすぎたのが原因で、解体作業中に傾き、崩落したそうです。また、施工業者側は事故の後、作業員が全員無事現場から離れたと強調。しかし、現場では救急車と複数名の医療関係者が目撃され、死傷者が出たのではないかと疑う声もあります。
21日にも、安徽省桐城(とうじょう)市で午後8時半頃、建設中のビルが突然崩落し、作業員14人が埋められ、8人が死亡、6人が負傷しました。
現場の映像を見ると、鉄パイプの足場が完成し、作業員がコンクリートを流し込む作業に取りかかろうとしていたとき、崩落が発生。現場の作業員全員が生き埋めになりました。
22日夜、地元当局は救助作業を終了すると発表したものの、事故原因については説明がないままです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/28/a870717.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)